あの透明感のある表紙に騙された──開いた瞬間、汗と体液と嫉妬がぐちゃぐちゃに混ざった”夏”がぶん殴ってくる。
水蓮の宿(みずれんのやど)の『夏のヤリなおし』は、田舎×幼なじみ×美人姉妹という王道設定なのに、中身はド直球の欲望ぶつけ合いだった。
この記事では、その1作目をレビューしていく。
作品詳細

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 夏のヤリなおし |
| 作者 | 水蓮の宿(浅川圭司) |
| 配信開始日 | 2021/12/11 |
| ページ数 | 84ページ(本編78P+あとがきetc.) |
| 題材 | オリジナル |
| 作品形式 | コミック(JPG・PDF) |
| ジャンル | 幼なじみ / 巨乳 / 制服 / パイズリ / フェラ / イラマチオ / 中出し / 着衣 |
| 販売サイト | FANZA / DLSite |
あらすじ


都会で暮らしていた啓人(けいと)が、久しぶりに帰ってきたド田舎の実家。
待っていたのは、幼なじみの美人姉妹──包容力のある姉・水蓮(すいれん)と、寡黙で聡明な妹・葵(あおい)。
昔よく三人で過ごした離れに足を運んだ啓人を、先にやってきた葵が待ち構えていた。
たわわに成長した姿にどぎまぎする啓人へ、葵はあっさりと爆弾を落とす。
「水蓮姉さん、婚約したんですよ」
嫉妬と後悔が一気に押し寄せる啓人。その動揺を見透かすように嗤う葵。
──ここから先は、ぜひ本編で確かめてほしい。
👉 次は実際に読んでみた感想をお伝えします。
感想①:表紙の透明感に騙されるな──中身は”交尾”だ


表紙を見たとき、正直「きれいな夏の恋愛モノかな」と思った。
青空と制服と、少し切なそうな顔。ジャケ買いしたくなる透明感がある。
甘かった。
ページをめくって数枚、空気が変わる。
序盤こそ田舎の離れでの再会シーンが丁寧に描かれるのだけど、啓人の歯車が狂った瞬間からの加速がすさまじい。
汗の描き方、体液の飛び方、喘ぎ声のフォントサイズ。全部が全部、暴力的なまでに濃い。
読み終わって思ったのは「表紙と中身のギャップが、この作品の設計そのものだ」ということ。
啓人だって最初はヘタレな好青年面してるわけで。奥手な男が壊れていく過程と、表紙から中身への落差がきれいに重なってる。
感想②:葵の挑発が効きすぎている

この作品のMVPは間違いなく妹の葵(あおい)だと思う。
序盤、姉のお下がりの制服を着て現れた時点で「あ、こいつ確信犯だ」とわかる。
「水蓮姉さんに似てるでしょ?」と言わんばかりの振る舞い。姉が好きだったくせに告白もできなかったこの男を、言葉と体で焚きつけていく。
ここがうまい。
葵は単なる挑発キャラじゃない。
煽るだけ煽っておいて、啓人が本気でケダモノになった瞬間に立場が逆転する。それまでの余裕が崩れて、声が変わって、最終的には本音が漏れる。
「ずっと好きだった」が出てくるのは、もう体がぐちゃぐちゃにされた後なのだ。
──この順番がいい。告白してからエッチじゃなくて、エッチの果てに感情がこぼれる。
尻の描写もしっかりしていて、特に背面からのカットは肉感がすごい。あの質量は好きな人にはたまらんと思う。
感想③:商業連載クラスの画力が全ページ暴走する

84ページ中、約60ページがH描写。このボリュームで作画が崩れない。
背景の離れの空間──障子、畳、差し込む光。蒸し暑さが画面から伝わってくるレベルで丁寧に描かれている。
しかもキャラの表情や体のラインが最後まで安定しているから、後半になっても没入が切れない。
パイズリからイラマチオへの切り替えが唐突にくるコマがあって、あれは正直ビビった。
穏やかにサービスしてた流れから一気にパワー系に移行する、その緩急のつけ方が商業漫画のコマ運びそのもの。
セリフなしで1ページ使ってる見開きっぽいカットもあった。
定点のままで音だけが漏れてくるような演出、あれは同人でやるには贅沢すぎる。ページ数に余裕があるからこそ成立する間の取り方で、そこに商業経験が活きてるなと感じた。
お菓子買いに行ったら隣に高級レストランが建ってた、みたいな気分。
この作者について

浅川圭司(あさかわけいじ)は、『駆除人』(角川コミックス・エース)や『効率厨魔導師、第二の人生で魔導を極める』などのコミカライズを手がけてきた商業漫画家。
『夏のヤリなおし』は、彼が「水蓮の宿」名義で発表した同人デビュー作。
あとがきで本人が同人初挑戦と明かしているのだけど、この完成度で初同人というのは正直おかしい。商業で培った地力がそのまま同人に持ち込まれている。
FANZAでの1作目の販売数は9万超、シリーズ累計では20万DLを突破。
2026年5月現在、シリーズは6巻まで刊行されており、総集編と新作の予告も出ている。
まとめ:夏の田舎に連れていかれたら最後、戻ってこれない

表紙に惹かれて手に取ると、中身のエネルギーで吹き飛ばされる。
ストーリーの導入は丁寧で、嫉妬と後悔という感情の起点があるからこそ、H描写に没入できる構造になっている。
そして何より、84ページの大ボリュームを最後まで支える画力が圧倒的。
1作目では妹の葵がメインで、姉の水蓮は妄想パートのみの登場。
続編への引きもしっかり残されているので、気に入ったらシリーズごと追いかける覚悟が必要になる。
こういう人におすすめ
幼なじみ×田舎×汗だくセックスの組み合わせに弱いなら確実に刺さる。商業レベルの作画で濃厚なH描写を堪能したい人、ストーリーの引きがあるシリーズ物を最初から追いたい人にもおすすめ。巨乳+パイズリ+イラマの合わせ技が好きなら、なおさら。
こういう人には向かない
じっくりスロー派にはパワフルすぎるかもしれない。修正がモザイクのみなので白抜き・黒線派は注意。あと、姉とのHを期待して買うと1作目では妄想パートしか出てこないので、そこだけ覚悟しておいてほしい。
夏×田舎×美人姉妹×汗だく。この組み合わせが刺さったなら、間違いなく「買い」の一冊。
シリーズはまだまだ続いているので、まずはこの1作目から始めてみてほしい。


コメント